「アーティーチョーク」と名付けられた照明器具もまた、ポール・ヘニングセンの代表的な作品です。アーティーチョークは、72枚のセードで電球を覆っています。セードはそれぞれ微妙にカーブしており、セードの内側の面にはつや消しの塗装が施されています。100種以上のパーツで構成されているアーティーチョークは、濃淡の異なる影を演出しながら、やわらかな光の世界を作り出してくれます。
ポール・ヘニングセンは、生涯にわたって人と物、空間を美しく照らす良質な光の探求を続けました。彼が築いた照明デザインの基礎とシーリングライトは、現代においても色あせること無く輝き続けています。